ぼっち浪人生のハッピーライフ

浪人生の雑多な日記や考え

現役時代のはなし

1.はじめに

 こんにちは。

最近は新型コロナウイルスの話題で世の中も持ちきりですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。今日は僕が高校の現役時代(ついこの間のことですが…)のことについて書けたらいいなと思っております。念のため記述しておきますが、僕の高校生活はかなり充実したものでした。ほかの人はしていないであろう良い経験もしました。努力した分だけしっかりと支えてくれる先生方にも出会いました。途中、このブログ名の由来にもなるエピソードも出てきますが、周囲の人たちや環境を不満に思ったことはありません。もし読まれた同級生や関係者の方がいればそこだけは理解してください。

 浪人生活にどこがつながっているかは謎ですが、気楽に読んでいただけたらなと思います。現役時代に受験生として失敗したことは次回あたりに書きたいと思います。

 それでは早速いきましょう。

 

 

2.現役時代のはなし

・高校1年

 高校に進学するとき、正直その先の大学のことなんて全く考えていませんでした。やっと1年間の高校受験生を終えたばかりですから、入学してすぐに大学受験の話をされた時には正直驚いたとともにちょっと気も重くなりました。しかし、高校1年のうちは僕が知っている範囲では、そこまで大学受験を意識していた同級生も少なかったのではないかと思います。少なくとも僕の周りでは…。

 

 高校1年の範囲の勉強は、中学の貯金でなんとかできる部分も多かったので、そこまで勉強しなくてもそれなりに評定は取れていたし、特に受験を意識することもなかったと思います。

 

・高校2年

 2年生になってすぐ、数学の成績が下がりました。割と笑えない点数をいきなり取ってしまい、当時は暢気に「お先真っ暗ー」としか思っていませんでしたが、今では本当にお先真っ暗です。

 進級にあたって当然クラス替えなんかもしたわけですが、あまりクラスにはなじめなかったような気がします。別に嫌いな人がいるとか、クラスメイトのせいではなくて、ただ単純に空気が合わなかったのでしょう…。もともと社交的な性格ではないのでそのまま過ごしていたら特段誰かと仲がよくなるはずもありません。そのころから「ぼっち飯」という特殊能力を手に入れました。たまに僕のもとに来てくれる人もいましたが、やむなくぼっち飯になりかけた人が来てくれるわけで、ぼっちがぼっちを呼ぶという、まさに類は友を呼ぶとはこのことかと思いましたが、来てくれるだけありがたいことです。この頃からまあ友達がいなかろうがいいか…と思うようにもなりました。もちろんまったくのゼロというわけではありませんが、多ければいいというものでもないと思います。本当に一緒にいて楽しい人が数人いればいいのではないでしょうか。

 

 さて、話が大きくそれてしまいましたが、勉強の話に戻ります。そんなこんなであまり良いスタートを切ることは残念ながらできなかったわけですが、学生の本分は勉強ですから、授業は進んでいきます。ただでさえ友達が少ない当時としては絶望的な状況だったわけですが、それに加えて別のトラブルも重なりました。正直それらがストレスで、何も手につかないやる気もでないような状態でした。もちろん勉強も。第三者から見れば、環境のせいなのではなく、ただ単に僕のやる気の問題なのですが、せっかくストレスだった要因も挙げたので責任転嫁させていただきたいと思います。どれくらいモチベーションがなかったかというと、7月頃の模試で、試験時間90分の数学の試験中、1時間近く睡眠を取るくらいです。ただ単に解けなかったという理由もありますが、そもそもそんな気力もありませんでした。今思うとそこで当然成績はダダ下がり。

その時のツケを卒業してからも払い続けることになります笑

 

 そんな状態がしばらく続き、11月頃になると、3年次の選択授業の希望調査がありました。受験型に合わせて必要な科目を選ぶので、そこで大まかな志望校は絞っておくことになります。具体的に言うと、国公立大学受験者と私立大学受験者では、受験科目が大きく異なるわけですから、どちらの型にするのか決める必要があります。僕は正直何も考えていなかったのでとりあえずどこでも受けられる「よくばりセット」、いわゆる国公立受験型で時間割を組みました。その安易な決定で1年後に苦しむわけです(結果的には良い選択でしたが)。

ある政治家の「身の丈にあったなんとかかんたらを…」という発言が問題になったこともありましたが、僕に言わせれば、「身の丈にあった科目選択を…」って感じです。

 

 3学期に入ると少し勉強のやる気が上がってきました。というのもぼっちにもだいぶ慣れてきた頃ですから、ストレス源がほとんど消えてしまっているのです。ただし1・2学期にサボって奈落の底状態の成績を戻すのは大変なことです。というより、ほぼ手遅れです。そうはいってももうできるだけ頑張るしかありませんので、できる努力をそれなりにしました。2年3学期時点の評定は、当時特に志望理由もなく、「ここ」となんとなく決めていた国公立大学の推薦条件にギリギリ達しない程度でした。

 一方で部活動ではとても充実した時間を過ごせたと思っています。一番人と話した時期もこの期間かもしれません。練習もして、自分が好きな分野の勉強もして、さらに実践することもできて、顧問の先生が評価してくださったのかは分かりませんが、大きな仕事をもらうこともできました。しかし、何事にも期限があります。部活動の引退の期限はすぐそこまで迫っていました。残念。

 

・高校3年

 そしてそのまま進級し、今度はクラスの雰囲気になじめないとかそういうことも特になく、ややぼっち脱却を果たしました。3年になると割とすぐに楽しかった部活動から足を洗わなければなりません。それは決して受験に専念するとかいう無責任な理由ではなく、後輩に道を譲るためです。いつまでも古い人間がイスを占領していては、新しい人たちはやりづらいはずです。恵まれたことに、後輩の皆さんも真面目で信頼できる人たちでしたから、少し早くいなくなろうが問題ありません。本当に困ったときだけ助け船を出せばいいのです。ですが、部活動がなくなったことで、部活でできたクラスが違う友達とは結構疎遠になるものです。それが少し残念な気もしました。

 春の遠足の班決めでぼっちになりかける事件はあったものの、もう一人ぼっちを見つけて、ふたりぼっちというやや矛盾した状態になってしまいましたが、外からの力に頼ってなんとか組むことができました。遠足では解散後は当然自由行動になるわけですが、例のふたりぼっちの相手は、最後の大会が近かったため帰宅するとのことでした。それゆえガチぼっちで某テーマパークを楽しみました。結構楽しかったですよ。グループで行動している同級生を見つけたら全力で避けていましたが。。。

 

 さて、ぼっちエピソードはこの辺にしておいて、3年次の春時点で志望校についてはまだ夢を見ていました。推薦条件の評定は3年1学期までの評定ですから、ここでさらに評定を上げれば、推薦条件に達することもできないわけではありません。しかし、先にも述べた通り、僕は「よくばりセット」で時間割を組んでいたので、はっきり言って不可能でした。現状維持で精一杯です。3年7月の時点でようやく志望校を変更します。今思うと、特に大した志望理由もなかったのでワンちゃんあって推薦取れちゃうとか、そんな事案に発展しなくてよかったです。

 

 秋になると「よくばりセット」の中から不要になった科目が出てきますが、自ら選択した以上、単位は取らなければなりません。よく内職を始める人もいますが、自分で望んで選んだのにそれを放棄するということは、一種のネグレクトのようなものです。などという謎の思想で内職をすることはほぼありませんでしたが、時間数的には正直不利です。

 

 そして秋になるとちらほらと推薦・AOで進路が決まった同級生も出てきます。きっと彼らなりに一般受験組に気を使ってくれていたおかげで、僕は特段気になることはなかったです。しかし、早い段階でレールの継ぎ目をうめることができるというのは、うらやましいことです。

 

 そして迎えたセンター試験。大事故でした。こんなに失敗するものなのかというくらい。今思えば当然です、圧倒的に努力が足りなかったわけです。

 気を取り直して私立大の試験、ここではそれなりに取ることができたと思いますが、結果は残念不合格。不合格通知をいくつもいただくと、人生が否定されているような気持ちになります。しかしそれは客観的事実であり、本人なりに努力したとか、そんなことは関係ありません。合否照会サイトの不合格ページのスクリーンショットを撮って、「不合格.jpg」というファイル名にして今でもデスクトップに置いてあります。

 

 詳しい失敗談は長くなってしまうので、別の機会に残しておきたいと思います。

 

 そしてなんやかんや、行く当てもないまま、「卒業式」によって社会に放り出されてしまいました。友達との別れは昔ほど寂しいものではありません。今ではLINEやTwitterなどの強い味方によっていやでも24時間つながっているわけですから。

 

3.おわりに

 やや長くなってしまいましたが、僕の3年間はこんな感じでした。思い出は少々美化されて残るものなので、やや誇張されている点ももしかしたらあるかもしれません。

 

 現役生の皆さんは、現在新型コロナウイルスの影響をもろに受けて、やりようのない怒りや不安でいっぱいかもしれません。ポジティブに考えれば、史上類を見ないレアな1年を過ごしているわけですから、将来笑い話にできるような素敵な1年間にしてください。誰かの力に頼りすぎてはいけません。自分の力で素敵な1年間を作ってください。そうすればきっと協力してくれる人が現れるはずですよ。

 

 浪人生の僕は毎日変わらない生活を自分に強いているので、なんとかモチベーションを保って、やることをコツコツやっていきたいなあと思います。

 これを書いていて、ぼっち観というか、ぼっちをネガティブにとらえないそんな感じのこと(うまく言葉にできません)もかけたらなあとか思いました。

 

受験の失敗談は自分の反省と戒めを込めてまた書きたいと思います。今回はこの辺りで終わりましょう。体調に気を付けて過ごしてください。