ぼっち浪人生のハッピーライフ

浪人生の雑多な日記や考え

現役時代に失敗したこと

はじめに

 こんにちは。世間は感染症の話題で持ちきりですが、受験生はそうもいっていられませんよね。学校や予備校も休校が続く中、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

 さて、今回は僕が現役時代に失敗したなー、と思ったことを自己反省も兼ねて書いていこうと思います。学校でもインターネットでも、成功体験談は教えてくれるけど、なぜか失敗談ってなかなか多くは教えてくれないですよね。失敗談の方が知りたいような気もしますから、少しでも現役生の参考になればいいかなと思っております。

 

 

 

本題

 

いくつかの要因ごとに詳しく書いていきたいと思います。

志望校を直前まで決めていなかった【影響度:★★★★★】

 なんといっても一番大きな要因はこれだと思います。決めていなかったというと少し大げさですが、直前まで安定して「ココ!!」というところがありませんでした。当初は国公立大学の理系学部を第一志望にしていましたが、「まず一般入試で入るのは難しそうだ…」と思い、「学校の推薦制度を利用できたらそこにしよう」と考えていました。しかし、正直それくらいしか志望動機もなかったのです。結果的には推薦条件を満たす評定を取れなかった(参照:現役時代のはなし)ため諦めました。

 そこで早速志望校が変わるわけですがその時すでに3年次の7月です。この時期に大学受験と並行して、課外活動も行っていました。活動の成果も自分としてはかなり上がってきたため、AO入試を利用しようと考えました。そこでAO入試がある理工系の大学を探し、研究室やカリキュラムも考えたうえで受験を決めました。その時点で8月も終わりに近づいている頃です。夏休み中ですが、学校の担任のもとを訪ね、AO入試受験を考えている旨を伝えると、出願開始までギリギリだったにも関わらず、「一緒に頑張ろうね」と言葉をかけて頂きました。

 秋になりAO入試を受験しますが、結果は不合格でした。次に一般入試でどこを受験するか決める必要が生じました。AO入試で不合格になった学部に一般入試でリベンジしてもよいのですが、AO入試の際にいわゆる圧迫面接」をされたおかげで、そこに行きたいという気持ちが全くなくなってしまいました。そこで様々な大学を見比べますが、いまいちココ!というのが決まっていなかったのです。そこで「とりあえず関関同立・MARCHレベルの学力を目指そう」と考えて勉強をつづけました。意地悪な言い方をしてしまえば、とりあえず行けるだけ上に行っておこうという考えです。僕は学歴社会のしがらみがあまり好きではない方ですが、矛盾しています。学歴社会のしがらみが嫌いにも関わらず、自分の行きたいところが決まっていないから、言ってしまえば世間体やブランド力を気にして目標を立てたわけです。(一般に、ブランド力があるとされる大学やそこの学生の方々を否定的に見ているという意思はありません。)今思えばまったく愚かなことですが、その時は自分で自分の矛盾に気が付く余裕もなかったのです。

 

 そして出願した大学はMARCHと呼ばれる大学群の中から一校、関東の理工系単科大学を一校、そして滑り止めの大学を一校です。2番目に挙げた学校は今思うと、出願した中で一番行きたかったですね。

 

 まとめると、「どうしてもココに行きたい!」という強い意志がなかったから結果的にフルパワーで勉強を続けることができず、不合格になってしまったのかなと思っております。

 

 

夏休みの使い方【影響度:★★★★☆】

 次の要因は、夏休みの時間をうまく使えなかったところだと思います。夏休みには多くの学校や予備校で夏期講習が開講されます。その講習を取りすぎてしまったのです。例えば数学の講座は単元ごとに開講されていて、そのうちのほとんどの講座を受講しましたが、時間の無駄です。これは講師の先生が悪いとかそういうわけではなく、一日のほとんどを講習に費やしていたら自分で演習をする時間が取れません。講義は自分がわからない・苦手な分野だけ受講して、ほかの単元や分野は自分でコツコツと演習を重ねていく方が効率よく学力を上げることができると思います。

 そしてもう一つ夏休みの使い方に要因がありました。それは、夏までに一日中勉強する態勢が整っていなかったのです。よく「夏休みは受験のなんとかかんたら…」と言われますが、そんなのは全くのウソです。普段からやっていた人は秋から本腰入れてもMARCHには受かりますし、そうでない人が1年間ダラダラとやっても受かるはずがありません。勉強することへの耐性が付いているかどうかは大きく関わってきますし、それが勉強効率にもつながっていくのです。僕のようにツケがたまってたならば、春になった時点で少しでもいいから勉強を「続ける」ことが大事です。それが結果的に夏休み期間の精神的・肉体的余裕をもたらし、次の春には花を咲かすことになるでしょう。もし現役生の方が読んでいたら、今から始めましょう。初めのうちは一日30分単語帳を眺めるだけでもいいと思います。とにかく、勉強が苦手な人ほど早く「耐性」を付ける方が得です。

 

 

勉強、息抜き、そしてメリハリ【影響度:★★★☆☆】

 まず、メリハリって言葉、よく聞きますよね。メリハリってなんやねん、メリハリの「メリ」って何?「ハリ」って何?といつも思うのですが、このメリハリが本当に大切だと思います。

 どういうことかというと、いくら勉強が大好きな人でも1年間ひたすら「勉強」という同じ行為を続けるとそれなりにストレスが溜まると思います。僕は音楽が好きですが、長時間ずっと音楽を聴き続けるのもやはりストレスになります。適度に休息を摂って、適度に楽しむのが好きなのです。このように、好きなことでもひたすら続けているとストレスは溜まります。それが苦手な勉強だったらどうでしょうか。ストレス度合いはより高くなることがわかると思います。そこで、息抜きが必要になっていくわけです。

 

 ですが、息抜きと称して遊んでばかりいるのも問題です。僕はその点がっつり遊びに行くような友達も多くないので安心だったのですが、その分ひとりで遊ぶことに長けていますから注意が必要です。

 

 何が言いたいのかというと、息抜きは必要です。しかし息抜きをするためには自分の勉強時間を大量投下して、「ストレスが溜まった」という原因が必要なことも忘れてはいけません。「合格」というのはかなり長期的な目標ですから、短期的な目標として「いつまでにこれだけ勉強を進めよう」と決めて、達成したら友達と遊びに出かけたりするのもいいと思います。よく「受験生が遊びに行くなんてけしからん!」的なスタンスの方もいらっしゃいますが、僕はそうは思いません。むしろストレスから一瞬解放されて見る景色は新鮮なもので、今までにない発見もあるのではないかなと思います。ストレスをうまく対処できるかどうかが結果を左右することになります。

 

受験計画の失敗【影響度:★★★☆☆】

 一般受験の受験計画も少し失敗しました。滑り止め校をセンター試験利用入試で出願していたのですが、センター試験がうまくいかなかったその時点で前期日程にも出願しおくべきでした。第一志望校のみ大学独自試験に出願していたので、事実上滑り止めがまったくない状態で挑んでいたわけです。その後一般入試後期日程を受験しましたが、後期日程は募集人数も少なく、倍率が非常に高いうえ、一般的に問題の難易度が高くなっています。自分の学力レベルよりも下げての出願なら望みはあるかもしれませんが、自分が行きたい、もしくは2番目に行きたいところではリスクが大きくなります。。。

赤本との交際【影響度:★★☆☆☆】

 これは人にもよるのかなと思いますが、赤本をいつからやり始めるかというのも計画を立てなければいけません。僕は12月末まで別の問題集や参考書でセンター対策をしていたので、センター試験のわずか10日前くらいにセンター過去問集を購入し、解き始めました。一応10年分ずつは解きましたが、もう少し早く過去問に手を出しておけばよかったのかなと思いました。人によっては過去問はたいして解かずにひたすら参考書をまわしていく人もいるので、これは人それぞれかなーと思いますが…。

 私大の個別入試や、国公立二次試験の赤本は早期から始めておくべきです。直前からはじめると、苦手な分野を発見できてもそれに対処する時間がありません。きちんと復習する時間がないと、ますます解けなくなりストレスに変わっていく、負のループに陥ります。

 

 

おわりに

 大きく分けて5つの要因をあげましたが、いかがでしょうか。これらが重なった結果「浪人」ということが決定しました。現役で大学に入りたい人はぜひ気を付けて、1年を過ごしてください。

 自分で思っていたよりすらすらとこの記事が書けてしまったので、それなりに敗因を感じてはいたようです。「ならちゃんとやっとけよ!」と言いたいところですが、しょせんは結果論に過ぎないので仕方ありません。僕自身も同じ過ちを繰り返さないように気をつけたいと思います。よくとらえてしまえば、これらのおかげで本当に行きたいところはどこなのか、周りより1年を多くかけて見つけられたのでそれは良かったと思っています。

 また何か思いついたら追記していきたいと思います。それでは体調に気を付けて過ごしていきましょう。